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先輩からの応援メッセージ2

卒業生からの応援メッセージ第2弾 大学生活を振り返って

 コロナウイルス感染症の影響で大変な思いをしている在学生のみなさんに向けて台湾留学を経験した卒業生・中山茉奈美さんからメッセージをいただきましたので以下に紹介します。

 私はもともと海外に興味がありましたが、高校生の頃に台湾が大好きになり、その時に大学では中国語を学ぼうと決めました。アジア文化学科は中国語だけでなくアジアの様々な事を学べるのが特徴でとても興味がありました。元々、中国や韓国には興味があったため知っていることが多かったものの、東南アジアや西アジアなどの国々については全く知識がありませんでした。しかし授業でインドネシアの楽器を演奏したり、インド映画を見たりと自分が興味のなかったことまで知ることが出来てとても良い経験になったと思っています。   

私が大学4年間過ごして一番感じたことは、『百聞は一見に如かず』ということです。アジア文化学科では座学だけでなく楽器を演奏したり料理を作ったりしました。日本では珍しいインドネシアの楽器ガムランを演奏したり、本場の水餃子を作ったり、大学にいるからこそ出来る貴重な体験だったと思います。大学卒業後はさまざまな人と出会います。その時より多くの事を経験している方と会話が広がるし、ただ知識として知っているのではなく自分自身で体験したということが重要だと感じました。正直アジア文化学科の授業の中には、興味が無くて嫌々ながら・・・というものもありました。今考えてみれば嫌々やっていたこともいい経験になったし、何事もやってみて損はないと思います。

大学卒業後、度々思い出される言葉があります。それはある先生が言っていた「若いうちは、努力は買ってでもした方がいい」という言葉です。大学を卒業し社会に出てからこの言葉の本当の意味がわかりました。学生のうちは失敗してもなんとかなるし、学生のうちの失敗は、学びであり、決して失敗ではないと思っています。一番良くないのは失敗を恐れて何も挑戦しないことです。学生のうちの失敗は大したことないし、まだ取り戻せます。社会人になってからの失敗ももちろん学びはありますが、学生ほど守られていません。だから是非大学在学中に資格取得、アルバイト、留学など何でもいいので全力で何かに取り組んでみてほしい!というのが学生時代の私自身に伝えたい事です。

私は大学3年生の時に台湾留学をしました。そしてさらに大学卒業後、新卒で入った会社を9か月ほどで辞め再び台湾へ留学をしました。私は、海外に興味のある人や何かに挑戦したい人は短期でも長期でも語学留学でもワーキングホリデーでもなんでもいいので一度海外で生活してみることをオススメします。若いうちに色々なものを自分の目で見ておくというのは本当に大切なことで、時間が沢山ある学生のうちに色々経験しておくと将来必ず役に立つと思います。

卒業論文は、台湾の朝食文化について書きました。私は台湾がとにかく大好きで台湾のことを調べるのは全く苦ではなかった為、卒業論文を書くのがとても楽しかったです。卒業論文のテーマは無限で、調べれば調べるほど奥が深いことに気付き内容も濃くなります。卒業論文のテーマを決める上で一番大事にしたのが、自分が興味あることを選ぶということです。卒業論文というと堅苦しく聞こえるかもしれないけれど、好きなことについてとことん調べて自分の言葉で書き上げるというのは達成感もあるし、とても面白かったです。

アジア文化学科は他の学科に比べて個性的な学生や個性的な先生が多いように感じます。先生方との距離も近く、先生との話のなかで沢山の学びがあります。先生方との交流もアジア文化学科で学ぶ魅力だと思います。

大学4年間はあっという間に過ぎ去っていきました。とても楽しい4年間でした。

 台湾は、コロナウイルス感染症の影響を早くに押さえ込んだ地域の一つです。日本が落ち着けば早期の相互交流再開も可能です。一日も早く実現することを願います。