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【現社の学び】「現代社会とメディア」でゲスト講師をお迎えし、オンライン講義を行いました

1年次の必修科目「現代社会とメディア」で、Microsoft Teamsを用いたオンライン講義を行いました。

新型コロナウイルスの第2波や新たなウイルスの脅威によって、働き方や学び方が変わりました。新たな時代への転換点に立つ私たちの今後の社会や生活について「メディア」とのかかわりを中心に考えるために、ゲストとして「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIを手掛けるなど、四半世紀にわたり福岡の企画・PR業界の第一線でご活躍中のプランナー・中村修治さんをお招きしました。

受講者は、中村さんが用意してくださった事前学習用の動画で予習をし、「お題」に取り組みました。当日、前半は受講者の意見をもとに講義をしていただき、後半は、チャットで寄せられた質問に中村さんが回答するという双方向性のある構成にしました。

受講者の感想の一部を紹介します。

「貴重なお話を聞くことができ、良かった。また、現代の企業の戦略や新たな事業など、経済のことについて考えを深めることができた」

「自分が思いつかなかった意見もあり、他の人の意見を聞くのが楽しかったです。コロナで授業が遠隔になったりイベントごとがなくなったり医療従事者の方々が大変な思いをしたりと、コロナでは悪いことしかないと思っていましたが、こんなふうに新しい形での授業でいろいろな発見ができたのは良かったです」

「とても興味深く面白い授業でした。私は(マスメディアに対する人々の信頼の度合いは)『弱くなる』という意見をもって授業に臨みましたが、終わる頃にはメディアに対する視野が大きく広がり、『強くなる派』の意見も納得できる点が多くありました。さらに、企業側におけるメディアを活用した取り組みの見通しや予測を伺い、今後変化していく企業の活動方針にも興味がわきました。時代が急変する中でメディアに関する講義を受講でき、得るものがとても大きく、メディアに対する価値観も変えることができました」

「メディアを活用した企業の取り組みで、流行りそうなものについての受講者の予想が一番面白かった。どの企画も消費者を交えて商品を作るという発想がいいなと思った。発想だけで終わるのではなく、実際に企業で取り組んでほしい」

「私は1つしか思いつかなかったのですが、みんなの意見を見ることが出来て、こんなにも沢山のアイデアがあったのかと驚きました。メディアや企業の役割も時代に合わせて変化しているので、これからは今までになかったようなアイデアで社会を改革できたらいいなと思いました。また、専門家の人の話を直接聞けたのはとても良い経験になりました。今後はもっと視野を広げて物事のメリット・デメリットを踏まえながら考えて行きたいと思いました」

「私は中村さんが『意見が偏らずにきれいに半分に分かれている』とおっしゃっていた時、人によって考え方は違っていいんだという印象を持ちました。コロナ禍である今、メディアに対して私たちがこれからどう意識して接していけばいいかということを考えさせられた講義でした」

リアルタイムの遠隔授業にゲストを招くことは実験的な取り組みでしたが、「また機会があれば、このような講義を受けたい」という声が多く、ほっとしています。

中村さん、ありがとうございました!

なお、この特別講義には橋本ゼミ、吉野ゼミの3-4年生も参加しました。最後に吉野先生に、マスメディアと政治の関係性やビッグデータへの注目など、今後のメディアを考えるうえでのヒントを教えていただきました。橋本ゼミの学生は、当日の時間配分や進め方を提案してくれました。皆さん、ありがとうございました。