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先輩からの応援メッセージ!

石ゼミ卒業生の近況報告&応援メッセージ

 今回、アジア文化学科OG(石ゼミ)の笠先輩より在学生の皆さんへのエールが届きましたので、以下に紹介します!

 

こんにちは。

 私は、2018年(2017年度)に筑紫女学園大学アジア文化学科を卒業した今年25歳になるOGです。現在は不動産会社で営業として勤務しています。

 今回、石先生よりコロナの影響で入学式が中止になったり、リモート授業になったりと今までに前例のないことが続いており、学生や学校に活気がないとの相談を受け、少しでも在校生の励みになれればと思い、筆を執らせていただきました。

 私は筑紫女学園大学のアジア文化学科は本校一活気のある学科だと思っております。私が在籍していた学年は50人余りしかおらず、先輩や後輩よりも人数が少ない学年でした。しかし、みな活力のある子たちばかりで常にクラスは笑い声であふれていました。みんな癖が強く、K-popが好きで韓国語で憧れの俳優と話したい子、台湾留学を夢に入学した子、トルコに行きたくて入学した子など様々でした。私も中華文化が好きで中国に一度は行ってみたいという思いから入学しました。

 入学する前は周囲からアジアの文化を学ぶって将来の役に立つの?何のために行くの?ということを言われ、自分自身も進学を決めるまで相当悩みました。ただ、実際に入学してみるとそんな不安は消えるくらい楽しかったです。

 入学してすぐにアジア文化を学ぶために南アジア・中央アジア・東南アジア・東アジアの広域の基礎を身に付けるための授業を受けることのできることに驚きました。高校生までは世界史の教科書で2行ほどしか出てこなかったような内容をこの学科では敷き詰めていきます。いろんな国籍や人種、文化が出るため混乱していきますが、レポート提出を重ねる毎に理解が深まります。アジア文化学科は教科書を使用することがなく、先生作のレジュメを用います。教科書を参考にしてもアジア情勢はすぐに変わるからです。

 私はこの学科に進学したおかげで、在校中に夢だった中国に行け、上海へ交換留学生としていくことができました。今でも留学中に知り合った子たちとは連絡を取り合っています。その他にもベトナムへインターンに行ったり、ラオスへ研修へ行ったりしました。専門家である先生たちと行く研修旅行はいきなり解説が始まるので本当に贅沢で楽しいですよ。笑

 アジア文化学科にいたことを話し出すと終わりがないので切り上げますが、アジア文化学科はアジアを学ぶ学科としては類を見ないくらい贅沢で恵まれていると思います。日本でも数少ないインドネシアのガムランをふれることができるどころか、ガムランに関して学び、演奏することができる、東アジアだけでなく、南アジア・中央アジア・東南アジア・東アジア広域を学ぶことができる、語学は韓国語・中国語を専門的に学ぶから卒業時には簡単に話せたり、読めたりできる、インドネシア語、ヒンディー語も学ぶことができる、様々な文化を学び、体験することができるから何でもやってみようという精神を身に付けることができる、そして広域アジアを学ぶことができるので多様性を理解し、受け入れることができる柔軟な思考と自分の考えを持ち表現することを身に付けることができます。

 この多様性を理解し、受け入れることができる思考と表現する思考は大学卒業後、一番大事になってくるかと思います。社会人になって仕事をするようになると様々な人と出会います。今まで出会ったことのない人にもであうため、考え方が全く違う人に出会い、苦労することもあります。ただ、アジア文化学科では様々な人を理解することを学ぶので、柔軟に対応することができます。私も不動産をしているととんでもないことを言い出す人に出会い、驚くのですが、柔軟に受け止め、他人は他人と思うことで隔てなく接することができます。笑

 長くなってしまいましたが、アジア文化学科は勉強を詰め込むのではなく、学び、体験することを重要視している学科です。今はコロナで体験することも難しいかと思いますが、先生たちは貴女たちに様々なことを体験できるように尽力されています。レポートが多く、大変かとは思いますがその分生きているアジアを学ぶことができ、日々の生活やニュースが学びとなる特殊な学科です。今のコロナの世界の動きを是非アジア文化学科で学んでいる視点でよく見てみてください。アジア文化学科はそういった視点や考え方を教えてくれる学科なのでメディアでは見えてこない考えや動きが見えてくるはずです。

 就活生は今の時期はとても不安かと思いますが、大丈夫です。アジア文化学科の子たちは素直ではきはきした子たちばかりなので、今まで学んできたことを自分の考えでまとめ、面接に臨んでください。きっと大丈夫です。今はコロナで大変な時期ですが、おさまったらたくさん海外旅行に行ったり、さまざまな人と触れ合ってください。大学生が一番時間があり、感受性が豊かなときですので様々な経験をしてください。そしてたくさん先生たちと話してください。アジア文化学科の先生は生徒以上に癖が強いですが、どんな話でも聞いてくれ、やりたいことを否定せず、やってみたらいいじゃんと後押ししてくれる方たちばかりです。アジア文化学科にはいったおかげで少しでも世界がひろがり、卒業時にはこの学科でよかったと思えるような学園生活を送って下さい。

加油!

笠小春

 笠先輩、メッセージをありがとうございました。アジア文化学科の教育の目標をしっかりと理解し、学び、今社会で活躍されていることを「クセの強い」教師の一人として大変嬉しく思います。在学生の皆さんもコロナが収まりましたら是非このユニークな学科で、笠先輩のように視野を広げ、たくさんの経験をして下さい!!