現代社会学科2年生後期の授業に「地域デザイン」があります。地域の資源を掘り起こし、住民主体でその活用策を考える”まちづくり”の方法論を学ぶ授業です。

この授業では、教室での座学に加えて、歴史や文化資源の豊富な太宰府に立地する大学であることを最大限に生かしたフィールドワークを取り入れています。今年は太宰府の街を題材に、観光ルートから外れた場所にある学生の視点から見て魅力的だと考える資源の掘り起こしを行いました。

3年前期の「地域デザイン演習」では、門前町の町家活用や空き家問題など、地域が直面する現実の課題を解決するための調査の実施と学生が実施できる活用策の提案などを行う予定です。

これらの授業のほかにも、より実践的な取り組みを行いたい学生有志と一緒に、町家の活用による活動拠点の整備など太宰府天満宮門前町のまちづくりにも参加することとしています。

上村真仁（環境共生社会コース教員）