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【現社の学び】ダイバーシティマンス(2) 合理的配慮を希望する学生のためのキャリアガイダンス

筑紫女学園大学は第1回CJダイバーシティマンスを絶賛展開中です。

1か月間さまざまなイベントが学内外で展開されていますが、11月7日に行われた「合理的配慮を希望する学生のためのキャリアガイダンス」は、先輩ゼミとして就職内定者の報告や社会人・卒業生のお話、インターンシップ参加報告や参加者の情報交換の茶話会など盛り沢山な内容でした。

今回は、このイベントでインターンシップ報告をした現代社会学科2年生の白川さんをご紹介します。

現代社会学科2年生の白川さんは車椅子ユーザーです。この夏に「株式会社ミライロ」で2週間インターンシップを行いました。株式会社ミライロは、障害を価値に変える「バリアバリュー」の視点からユニバーサルデザインの提案をしています。この会社でインターンシップを行うことは、彼女の強い希望だったそうです。

インターンシップの事前準備として通常の準備に加えて、社内の設備(身障者用トイレやエレベータ、段差の有無、通路の広さなど)の確認をしたこと、その確認によって事前の対応をしてもらえたこと、インターンシップを経験したことによって確認できた自分の強み・弱み、さらに学生時代に挑戦したいことなどをパワーポイントを使って話されました。自分らしく安心して働けるということは、働いていく中で誰にとっても大切なことです。白川さんのインターンシップ報告は、働く上で何か企業に配慮してほしいと希望する学生にとって、とても勇気をもらえる素晴らしい報告でした。

ためらわずに参加すること、自分がしてほしい配慮をできるだけ具体的に伝えることの大切さは、障がいのあるなしにかかわらず働くすべての人にとって大切なことであることを改めて思います。