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「日本航空サービスプロフェッショナルコンテスト 福岡代表選考会」の審査員を経験して

2019年10月8日、福岡空港で働く地上係員による接客スキルを競う「第7回日本航空サービスプロフェッショナルコンテスト 福岡代表選考会」が開催され、審査員として参加しました。

コンテストでは、「アナウンス審査」とチェックインカウンターでの接客技術を競う「ロールプレイ審査」が行われました。
「アナウンス審査」では、日本語と英語での搭乗時刻案内の基本アナウンスと到着時刻変更などのイレギュラーアナウンス、この2つのアナウンススキルが各々競われ、乗客が知りたい情報をわかりやすくアナウンスするだけではなく、乗客にお詫びの気持ちが伝わるかなどを評価項目として審査されました。
「ロールプレイ審査」では、いくつかの接客場面での基本手順や正確な業務知識はもちろんのこと、乗客に合わせたスピーディな対応や日本語と英語での案内などの審査が行われました。
空港で働くには英語力とコミュニケーション能力が不可欠です。もちろん正確で美しい日本語力も大切です。この体験を通して、これは大学の学びの延長線上にあることを実感しました。

本学英語学科では、「グローバルな現代社会で仕事をする上で必須の世界共通言語の英語のスキルアップ」を教育の柱の1つして、実践的な英語の運用能力を取得し、国際社会で活躍するグローバルな価値観をもつ人材を育てます。さらに、英語圏の文化や文学への理解を深めることで世界の多様性に目を向け、英語を通して異文化を知り、多様な文化を持つ人々につながる「コミュニケーション力」を身に付けることができます。

学びや多様な人々との出会いを通して、将来のために、自分を鼓舞しながら研鑽を積むことは、有能な社会人になるための準備期間と言えるでしょう。大学での学びは財産です。

学生やこれから大学進学を希望する高校生には、大学での学びを通して教養を深め視野を広げて、自分は何に興味があるのか自問し探求する中で自らの将来にたどり着けるよう頑張ってほしいと思います。

英語学科特任准教授 三日月 雅子