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授業紹介シリーズ⑤【保育・教職実践演習(幼稚園)】
幼保コース4年生の学びの集大成!とも言える授業。
学年を25人の4グループに分け、遊びの計画・実践・省察を4人の教員のもとで学びます。
今回は昨年度の本授業の一部、5000ピースのカプラ積み木遊び体験を取り上げます。
まずは自分達が本気で遊ぶ!
お題①
“2階建て以上で、屋根があって、部屋数が3つ以上あるおうちを作る”
「屋根ってどうしよう」「5階建てくらいにしようかな」
「ここ玄関」「これ秘密の扉」「わぁ~!崩れたー!」
初めてカプラを触る学生もいるなか、恐る恐る、黙々と家作りが始まります。
お題②
“我が家から道を伸ばして、3件の家と道路でつないで全員の街にしましょう”
「ここつなげていい?」「こっちに伸ばせるよ」「ここ行き止まり」
「坂道にしようよ」「電車いいんじゃない?」
ここでは、友達と会話をしながら一緒に道路づくりが進みます。
線路や駅もできました。
“みんなで作った街を1周して見てみましょう”
「え?10階建て?!」「家具までできてる」「滑り台で外に出られるようになってる」
お互いの作品のいいところを認め合い、伝え合います。
お題の後は、5人ずつのグループで「バベルの塔」作りにチャレンジ。
ああじゃない、こうじゃないと考えながら、まずは仕組みを考えます。
どのグループが時間内に一番高く積み上げられるか。
だんだんと手が届かなくなります。
「椅子使おう」「椅子じゃ届かない」「ピアノの椅子は?」「あの踏み台持って来て」「肩車する?!」
無事に全グループが完成。
崩すまでを楽しみました。
最後は、グループ25人全員で「ナイアガラ」を作りました。
どのグループも立派なナイアガラが・・・と言いたいところですが、残念ながら1グループは完成間近で倒れてしまいました。
そのため急遽、記念写真用にドミノ倒しを作成。
いいんです、倒れるのもカプラの魅力なんです。
おもしろかったね、楽しかったね、・・・だけでは終わりません!!
今回のカプラ遊びが、子ども達にとってどんな魅力があるのか、また、保育の五領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)のねらいや内容にどのようにつながり、どのように生かすことができるのか、しっかり考えレポートします。
子どもにとっての学びは遊びです。
子どもが主体となる遊びを大事に、思考できる保育者を、筑女の幼保コースは育てています。