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日文の学び ** 1309 **「文芸創作」作品集が完成しました

4年生科目「文芸創作Ⅰ・Ⅱ」では、毎年独創的な表現活動を目標に、作品の製作を行っています。
後期は“小説”に挑戦し、作品集『1309』を作成しました。「あとがき」をご紹介します。

     あとがき

 この度は本誌をお手に取って下さり、誠にありがとうございます。タイトルの「1309」は、文芸創作の講義を受けた教室です。

 今回は、十人ほどの受講生が小説に挑戦しました。途中の発表会ではそれぞれテーマも作風も多種多様で、読み応えのある作品集になると思っていました。「面白い」「読んでみたい」そう思う作品も多かった。これらの途中までの作品を読んでみて改めて、皆同じ学び舎の中で過ごしても、感じ取るものや考えることが大きく違うことに気づき、驚かされました。文芸創作はそんな私たちの大学四年間の集大成とも言えるものです。そのため、一層気合を入れて書きました。

 文芸創作は人の内面的な、外目には見えない部分を目に見える形で表すものです。人を知るにはその人の文章を見たら分かるといっても過言ではありません。作品を創作することを通して、書くことの重要性を痛感しました。

 文芸創作の授業は己の内心と真剣に向き合う貴重な時間を与えてくれました。この経験を忘れずに、自己の中のものを社会に貢献する何らかの形で昇華していくことができるように願っています。

  2018年度前期作品集  私撰集『恋歩き』はこちら
  2017年度前期タウン情報誌 『ウソ、鷽、木うそ』 後期創作集 『1309』はこちら

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