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アジアで活躍する卒業生 ~インドネシア編~

インドネシアで、現地の先生が日本語や日本文化を教えるサポートをしています。今後もアジアと共に成長していきたいと思っています。

みなさん、こんにちは。筑紫女学園大学文学部アジア文化学科平成22年度卒業生の花田美織と申します。

私は現在、国際交流基金の日本語パートナーズという事業でインドネシアの高校で現地の日本語の先生が日本語や日本文化を教えるサポートをしています。授業やクラブ活動に参加し、現地の先生や生徒の日本語力の向上はもちろん、日本や日本人を身近に感じて貰い、日本のファンを増やすことが私たちの活動の主な目的です。授業では発音や会話の見本を見せたり、文化紹介では浴衣の着付けや書道、巻きずしの調理実習等を行っています。

大学を卒業してから、約7年間旅行会社に勤務していましたが、アジアに対する興味や思いは社会人になってからも変わらず、筑女での学び、そして社会人として培ったこれまでの経験を活かし、今度は大好きなアジアに身を投じ、共に働き、共に成長したいという志のもと、現在活動中です。7ヵ月の任期も残り約2ヵ月となりました。

私は在学中は教員に関する勉強はしていませんでした。まさかこの歳になって、自分が『先生』と呼ばれる日が来るとは夢にも思っていませんでした。しかし、アジアという多様なフィールドについて学び、慣れ親しんでいたおかげで、こういったきっかけや経験に繋がりました。在学中に2年間学んでいたインドネシア語が7年の歳月を経て活躍し、とても嬉しく思っています。

この事業に参加することが決まり、久しぶりにアジア文化学科の恩師のもとを訪問しました。卒業してから7年も経っていましたが、先生方は私のことを覚えていてくださり、また当時と変わらず温かく接してくださりました。30代を目前にし、再び新たな挑戦をしようと思えたのも恩師たちとの出会いも含め、すべて筑女での4年間があってこそだと感じています。

今回の経験で、さらにアジアが大好きになり、これからもアジアと共に成長していきたいと強く思っています。生涯をかけて付き合える学びや出会いが筑女にはあります。筑紫女学園大学のアジア文化学科へ来て本当に良かったと時が経つほど実感しています。