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文学部の学び * 日本語教育実習 * 広東省外語芸術職業学院にて

日本語教育実習  *** 9月 広東省外語芸術職業学院にて ***

夏休みも終わりに近づく9月、今年で2回目となる海外日本語教育実習が行われました。場所は、中国第3の都市、広東省広州市です。

参加学生は、文学部の3年生4名、4年生4名の計8名です。8名の参加動機は、日本語教員になるために大学生活を送っている! という学生から、自分の可能性を試したい、中国についてもっと知りたいといった学生までさまざまでした。しかし、共通するのは日本語学習者との交流が好き、という点です。

派遣先の広東省外語芸術職業学院では、本研修のため、70名を超えるボランティア組織を作り、学生主体でプログラムを運営していました。そんな彼らに(文字通り)熱烈歓迎され、参加学生との深くて濃い交流の日々を過ごしました。

研修のメインである日本語教育実習では、1人80分間の授業を行いました。

レベルは中級(N3程度)で、本文を読み、新しい語彙や文法を練習します。そして、本文をもとに自分の意見を発表するという授業構成でした。トピックは研修生自身が選択し、「ファストフードと健康管理」や「日本や中国の発明品」、「日本人の国民性」といった興味深いものばかりでした。

8月の事前研修では、教案を書き、練習を重ねました。本番当日、計画以上のできばえになり喜ぶ学生、またその反対でがっくり肩を落とす学生。

ふりかえりの時間では、授業についてたっぷりと語ると同時に、自分自身についても知る機会になったようです。いずれにせよ、自分たちの一生懸命に取り組む姿に学習者が惹きつけられていた、そのことに気づけたことは、最大の収穫であったと思います。

こうした緊張の実習が終わると、週末はみんなで広州動物園でパンダを見たり、珠江新城の広州タワーと摩天楼の夜景を堪能したりと、それはそれは充実した時間を過ごしました。また、現地の日本語の授業に数多く参加させてもらうことで、日本語教育の現場を体感することもできました。その体験で、卒業後は日本語教員になると固く決心して帰国する3年生もいます。

本プログラムは昨年が初回でした。本学では、この1年間で日本語教員を進路に選んだ学生は6名です。その6人は全員この研修に参加しています。まだまだスタートラインに立ったところではありますが、研修で得た体験をいつまでも忘れず、これから長く日本語教員としての道を逞しく歩んで欲しいと思います。

 

※本研修が今年も成功裡に終えられたのは、多くの助成をしてくださった独立行政法人・国際交流基金のおかげでもあります。ここにお礼を申し上げます。

 

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※ この記事は、文学部 日本語・日本文学科、英語学科、アジア文化学科 共通です。仕様上、三学科に同じ記事を掲載しております。