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11月17日 日本語教員試験実施
今年度から国家資格として登録日本語教員制度が開始しました。これにともなって、11月17日に文学部の日本語教員養成副専攻課程の4年生8名がこの試験に挑みました。皆さん、お疲れさまでした! 受験した学生に試験の感想と後輩へのアドバイスを聞いてみました。
鴈野:試験はどうでしたか。
Yさん(アジア文化学科):聴解問題はまあまあできた感じはあったけど、読解問題は消去法やこれだと自信を持って答えられる問題は少なかったです。
鴈野:後輩へのアドバイスをお願いします!
Nさん(日本語・日本文学科):聴解は問題を沢山こなしてカタカナ用語などの意味が瞬時に分かるようにしておくと結構解けるようになると思います。あとは集中力です! 用語集があるので問題集などと合わせて買っておくと良いと思います。用語集は、本によってはスマホのアプリと連携して電車などちょっとしたすきま時間にクイズ形式で学習できたりするのでおすすめです。YouTubeでも分かりやすく解説して、頻出を解説してくれている方もいるため活用すると良いと思います。私は『日本語教師応援チャンネル』を見ていました! よく出やすい問題を調べてそこから学習していくと効率が良いと思います。やった分だけ点が伸びると思うので頑張ってください!
鴈野:ほうほう。具体的なアドバイス、ありがとうございます。難しい試験だったようですね。本当にお疲れさまでした!
このような筆記試験とは、何のためにあるのでしょうか。
一見して、「この知識を知って何の意味があるの?」と思えることも、理論を知っていると、自分の実践をふりかえる時に役立つのではないかと思います。授業でやる練習方法にちゃんと理論的背景があることを知れば、「この練習はFocus on Formをより意識してみよう」というふうに工夫ができ、学習者の日本語習得をもっと後押しできそうです。
「試験」と聞くと、だれでも身構えてしまいますが、自分の実践が良くなるためのもの、と考えると、少しモチベーションも上がるのではないかなと思います。
4年生の皆さん、残りわずかとなった日本語教員養成課程での学びですが、ともに充実させていきましょう!
(日本語教員養成担当者 鴈野 恵)