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視覚特別支援学校の夏祭りにボランティアとして参加

8月22日(木)、福岡県立福岡視覚特別支援学校で「さくらんぼ 夏祭り」が開催されました。

視覚に障害のある子どもたちが保護者の方といっしょに、ゲームをしたり、工作をしたりして、夏を満喫しようという企画です。そこに、初等教育コース6名の学生(1年生から3年生)がボランティアとして参加してくれました。あとから、活動の様子を映した写真や感想を書いて送ってくれましたので、いくつかご紹介したいと思います。特別支援学校の先生からもお礼のメールを頂戴しました。ぜひ来年も参加をお願いしたいとのお言葉をいただいています。

 初等教育コース3年

私はスーパーボールすくいを担当しました。
ここではスーパーボールすくいとウォーターベッドの2カ所がありました。
スーパーボールすくいでは、見えない子でも楽しめるようにプールの中に音のなるおもちゃが入っていたり、先生がすくうお手伝いをされていたり、配慮を感じとることができました。
ウォーターベットは実際に横になってみるとふわふわしていました。遊びに来た子供たちが嬉しそうに微笑んでいる表情を見ることができました。
大学の講義では知ることのできない実態を見ることができ、ボランティアに参加してよかったと心から思いました。このような機会を作っていただきありがとうございました。

 初等教育コース2年

私はマラカスを担当しました。
マラカスはペットボトルにビーズを入れたもので、材料選びの時点で見え方の程度によって手で形や大きさから好みのものを見つける子やビーズを材料ケースに入れる際の音を楽しんでいる子が居てそれぞれの楽しみ方があるのだなと新たな発見がありました。
材料は色々な色があって一緒に来ていた兄弟も自分の好きな色のパーツを楽しそうに選んでいました。
視覚支援に関わる経験は初めてでしたので今回、貴重な経験となりました。このような機会をつくって下さりありがとうございました。

 

 初等教育コース3年

私はゲームコーナーのまとあてを担当しました。音のなるピンポン玉を紙コップにいれ輪ゴムで的を当てます。
少し見える子でも、的当ての距離になると見えにくくなると聞き、職員の方は的の方で手を叩いていました。
ピンポン玉や紙コップの位置も音を鳴らして教えていたり、一緒に引っ張ってゴムで玉を飛ばす感覚を楽しんでいる様子でした。的が倒れて喜ぶというよりは、的が倒れてみんなが喜んでいるのを聞いて楽しそうにしている様子でした。
みんな夢中で的当てを楽しんでおり、私自身も楽しくサポートさせていただきました。大学の講義で学んだことが、実際目に見えてどんな状況なのかを知ることができ、より深い学びに繋がりました。本当にいい経験をすることができたと思い、とても感謝しています。
 

 初等教育コース3年

私はスライムの工作を担当しました。
実際に視覚障がいの子ども達と接していく中で講義内で学んだ個人差があるということを改めて実感することができました。そのため、個別の指導計画や個別の教育支援計画の必要性について改めて理解することができました。

最初は初めて視覚障がいの子ども達と接するため、どのように関わっていけばよいのかとても不安でした。しかし、保護者の方がスライムの色を子どもに把握してもらうために色水の入ったペットボトルを目の近くに近づけたり、手を添えてスライムを一緒に触っていたりしており、具体的な関わり方について学ぶことができました。講義だけでは分からなかった様々なことを学ぶことができました。このような貴重な機会をいただきありがとうございました。