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日文の学び ** 特別講義「図書館はもっと活用できる!」**
特別講義「図書館はもっと活用できる!
~図書館の仕事と司書の役割~」を実施しました。(6月27日)
日本語・日本文学科では、毎年一年生の「基礎ゼミナール」の時間に、各分野から専門の方々をお招きして、特別講義を実施しています。
今年度は、福智町図書館・歴史資料館「ふくちのち」の前館長、鳥越美奈先生の講演です。「図書館はもっと活用できる! ~図書館の仕事と司書の役割~」と題して、「ふくちのち」の取り組みをはじめ、幅広い体験談を交えながら、図書館や司書の仕事・役割について紹介して下さいました。
「ふくちのち」の開館は2017年3月のこと。鳥越先生が、全国公募の応募者の中から選ばれ、館長に就任なさったのは、その2年前。図書館も本屋さんもない、歴史資料館もなかった町に、その複合施設を作り運営する責任者としてのお仕事でした。さまざまな人々と話し合いアイディアを膨らませながら、次々と新たな試みを実現していかれた様子を、たくさんの映像とともに紹介していただきました。
〝わくわくわ広場〟 〝サイレントルーム〟
〝ものづくりラボ〟 〝キッチンラボ〟
〝としょパン(カフェ)〟 ・・・
さらに、「どっきー(地域で出土した土器そっくりのクッキー)製作」「星空観測」などのワークショップや、小・中学生・大学生たちとの連携企画 ・・・
印象深かったのは、公共の図書館としての役割を常に追求し、しっかりしたコンセプトに従って取り組みを行わなければならないという言葉でした。
後半は、学校図書館や公共図書館の役割、司書の役割のお話に移っていきました。
「ふくちのち」館長就任以前に、ドイツの地方図書館で半年間研修なさった時の経験も交え、図書館は何のためにあるのか、ずっと考えてこられた事々の一端を教えて下さいました。
地域の人々の人生を豊かにする
地域を支える、新しい学びを多面的に提供する
そして
図書館は「する」ところ・・・
日本語・日本文学科には、「本が好き」「図書館大好き」という学生が多く集まっています。鳥越先生のお話は、図書館を通して、さらに「深く考え、広く知る」きっかけを与えてくださいました。
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