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先輩からの応援メッセージ8

みなさん、こんにちは!アジア文化学科 卒業生の古賀佳奈子と申します。

私は大学卒業後、WEBニュースや映像制作をおこなう会社に入社、その後、フリーランスとして独立し、現在は株式会社CELTISという会社を起業して、障害福祉に関する情報発信をしています。

「アジア」とは少し違う業界でのお仕事のように感じられたかと思いますが、大学での学びは、今でもとても大切な経験となっています。

 

実は、私自身、小学校の高学年から不登校で、高校は通信制で単位を取得して卒業しました。また、高校生の時に母が難病を患い、一人で看病をしていたこともあり、大学生活は久しぶりに「学生」を楽しめると、期待を胸に入学したことを今でも覚えています。

せっかく大学に行くのだから何かひとつでもスキルを身に付けたいと思い、そこで選んだのが中国語でした。もともと三国志など中国の歴史が好きだったから、という個人的な趣味も理由のひとつでしたが、実際に学び始めるととても楽しく、大学二年生の時には中国・南開大学への語学研修にも参加しました。

授業では、中国から来ている先生方から学ぶことができるので、日本にいながらにしてリアルな中国語の発音なども身に付けられます。

その学びの成果として、大学三年生の時に参加した中国語スピーチコンテストで準優勝を獲得、賞として東北財経大学(大連)への留学権をいただき、卒業後、留学にも行ってきました。

入学当初は中国語の「你好」くらいしか知らなかった私が、大学での学びでここまで語学を習得できたことは、ひとつの大きな自信にも繋がっています。

あきらめない事、時には人に頼ったり教えてもらったりしながらコツコツと頑張れば、目標達成への可能性が掴めるということを実感したからです。

このことは、語学の習得と同時に得た、大きな実りだったと思います。

大学卒業後に入った会社では、アジアのニュース取材を担当するなど、中国語の学びを活かすことができました。また、学生時代に論文をたくさん書いたことも、取材原稿を書いたり、番組の構成台本を作ったりすることに役立っています。

その後、私自身の子に発達障害が診断されたことがきっかけで障害福祉の情報発信がしたいと思い、2020年に法人化、福祉の情報番組制作や講演などをおこなうようになりました。

もちろんこの中でも、先に述べたような大学での学びが活かされていると感じています。

 

是非、みなさんも貴重な大学生活の中で、なにかひとつでも目標を作って取り組んでみてください。もし達成できなくても大丈夫、それまでのプロセスや頑張った経験は、きっとこれから進む道の中で、生きてくると思いますよ。

筑紫女学園大学での日々が素敵な学生生活になりますよう、願っています。

楽しんで、頑張ってくださいね!

 

株式会社CELTIS

代表取締役 古賀 佳奈子

 

【~ともに創る 未来へ進む~ SMALL STEP TV】

▼番組アーカイブ(Youtube)

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▸番組概要:“福祉”と“社会課題”を大きなテーマとし、今を多角的に見る情報番組。福祉に関する正しい情報の発信と、社会に隠れている様々な課題の提起をしていきます。