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公開講座「英語と英文学の世界」を実施しました

公開講座「英語と英文学の世界」を開催しました。今年度は、アダチ徹子(英語教育学)、Christie Provenzano(バイリンガリズム)、高森暁子(英文学)という専門の異なる教員が担当しました。

12月1日のアダチ徹子先生の「最近の英語教育ってどんな感じ?」では、学習指導要領が新しいものに切り替わっているこの時期の小中高での英語の授業の様子について解説がありました。「即興で話す」「自分の気持ちや考えを伝え合う」「論理に気をつけてまとまった文章を書く」など、近年重視されている内容について、参加者から「自分の時とはずいぶん変わったようだ」という感想が聞かれました。最新の小中高の英語の教科書も、興味深そうにご覧になっていました。

12月8日のProvenzano先生担当の「Activate Your English: Use What You know~あなたの英語をアクティベート。知ってる英語を使ってみよう」では、まず受講者が、日本人はなぜ自信をもって英語を使えないのか話し合い、Provenzano先生が「間違いを恐れず、自分が知っている英語をフル活用しましょう」と受講者に語りかけました。そして「聞く」「話す」「読む」「書く」という4技能をすべて使い、異なる情報をもつペアが互いに相手の知らない情報を伝え合う活動などを行いました。英語を実際に使ってコミュニケーションをしたいという受講者に大変好評で、またProvenzano先生は受講生の英語スキルの高さに驚いていました。

12月15日の高森暁子先生の「裸のリア王―上演とテキスト編集と歴史の間」では、シェイクスピアのリア王を演じる俳優が、舞台上でしばしば服を脱ぐことの起源と作品解釈上の意義について、『リア王』の上演史やシェイクスピアのテキスト編集の歴史に触れながら解説がありました。ソ連時代の『リア王』の映画やイギリスの舞台映像も流れるなか、一般にはなかなか知る機会のない『リア王』のディープな世界について、受講者の皆さんも熱心にメモをとられていました。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

*アシスタントとして活躍してくれた学生のレポートもご覧ください。

「最近の英語教育ってどんな感じ?」レポート

「Activate Your English: Use What You know~あなたの英語をアクティベート。知ってる英語を使ってみよう」レポート

「裸のリア王―上演とテキスト編集と歴史の間」レポート