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小学生とオンラインで英語交流を行いました

宮崎県小林市立細野小学校の6年1組・2組の児童と、アダチ徹子先生の卒業ゼミナールの受講生が、オンラインで英語を使って交流しました。これは、小林市の南小学校と細野小学校で外国語を専科として指導している松尾拓実先生と、外国語科の授業作りに関する勉強会仲間のアダチ先生との縁で実現しました。

細野小学校の児童たちは、自分たちが住む地域の良さを伝え合うという単元に入った時に、学習のゴールは、福岡県の大学生に、宮崎県や小林市の良さを伝えることだと松尾先生から知らされました。地域の良さを伝える英語の表現を学びながら、宮崎のことをあまり知らない大学生に、自分の住んでいるところの良さを伝えるにはどうしたらよいかということをいろいろ工夫して、各自が英語でスピーチをし、それを動画に撮りました。松尾先生とアダチ先生で共同編集できる掲示板をネット上に作り、筑女生は「紹介楽しみにしています」という動画を英語で作って投稿し、細野の子どもたちも撮った動画をそこにアップロードしました。参加者全員があらかじめ掲示板上の動画を見て、交流授業に臨みました。

交流は大半が英語で行われました。大学生は自己紹介をしたり、“Your speech was great! (スピーチ良かったですよ)”と感想を述べたり、“I want to know more about apple candies.(リンゴあめについてもっと教えてください。)”と、紹介してくれたものについて質問したりしました。児童たちも、“You can see cosmos in Ikoma Kogen.(生駒高原にはコスモスが咲いています。)” “Kobayashi water is delicious.(小林市の水はおいしいです。)”など、地域の良いところをたくさん紹介してくれました。写真なども見せてくれました。“What is famous in your hometown?”という児童からの質問には、福岡県外出身の学生が“Yamagata is famous for cherries.”などと答えていました。授業時間はあっという間にすぎ、和やかに交流を終わりました。

筑女生は、「人前で発表することができるなんてすばらしい」「小学生は思っていたより英語が上手だった」「たくさんの人が紹介してくれた宮崎牛を食べたくなった*」「小学生にもわかる英語で話すのは案外難しい」などの感想を述べていました。松尾先生によると、細野小の児童は、「みなさん優しい人たちで話しやすかった」「動画で伝えたことが大学生の皆さんに伝わっていてよかった」「小林市の学校で出ている給食を言えたり、地域の有名な食べ物の話を聞けたりしてよかった」「この経験を生かして、今度からの外国語も頑張っていく」と言っていたそうです。どちらにとっても楽しく貴重な経験でした。松尾先生と細野小学校のみなさん、本当にありがとうございました。

*宮崎牛は、10月に行われた全国和牛能力共進会で肉牛日本一になるなど好成績を収めたので、細野の児童たちは"Miyazaki beef is Number 1!"と伝えたかったそうです。

 

細野のリンゴあめの話を聞いています

教室はこんな感じだったのですね

 

 

 

*これまでのアダチ徹子先生に関する記事もご覧ください