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2022年・日韓共同高等教育留学生事業・短期派遣奨学生プログラム参加

2022年8月、韓国の徳成女子大学で実施された「日韓共同高等教育留学生事業・短期派遣奨学生プログラム」にアジア文化学科学生10人が奨学生として派遣されました。滞在期間2週間、韓国語の特別授業を受け、韓国の社会と文化も色々体験しました。

私は2022年8月7日〜8月21日までの約2週間、徳成女子大学が主催する「2022 日韓共同高等教育学部短期課程」に参加しました。もともと長期留学を考えていたのですが、コロナウイルスの影響で留学をするか考えていたときに、このプログラムを知り応募することになりました。

 では、2週間の行動スケジュールについて簡単に説明します。平日は基本的に9時から16時まで大学で授業を受けました。授業は「日韓異文化コミュニケーション」「映画で見る日韓社会と文化」「日韓翻訳実習」「韓国語特講1・2・3」のように韓国語や韓国の文化について学べるカリキュラムとなっており、韓国語のみで行われる授業、日本語と韓国語を混ぜて行われる授業など授業形態は様々です。また、金曜日には文化体験の授業も行われ、民俗村を見学したり、韓国伝統の餅を作る体験をしたり、韓服を着たりしました。

 私が特に印象に残った授業は、日韓異文化コミュニケーションの授業です。この授業では、日韓の言語行動の違いや文化とはなにかについて学び、言語を理解していても異文化理解がなければ、コミュニケーションに齟齬が生じてしまうことを実感しました。また私自身を作り上げている文化や環境について見つめ直すいいきっかけにもなりました。

 週末や授業終わりは、自由時間なので友達と遊びに行ったり、寮で出前を取って食べたりして楽しく過ごしました。徳成女子大学のキャンパスは道峰区という地域にあり、ソウルの中心地までは地下鉄に乗って約1時間で行くことができます。私が韓国にいた2週間は、弘大(ホンデ)、梨大(イデ)、明洞(ミョンドン)、水踰(スユ)、聖水洞(ソンスドン)に行き、カフェを巡ったり、ショッピングをしたり、観光地に行ったりしました。

 韓国で生活している中で、私の韓国語が通じた時、店員さんや町の方々に「韓国語上手だね」と褒めてもらえた時は韓国語を勉強してきてよかったと思えたと同時にもっと韓国語の勉強を頑張りたいという気持ちになり、この研修を通してたくさんの刺激を受けました。引き続き日本でも韓国語の勉強を頑張っていこうと思います。

 最後に、このレポートが今後留学を考えている皆さんの後押しになれば幸いですし、長期留学を考えている方にはぜひ参加していただきたいプログラムです。(アジア文化学科3年 江﨑心温 記)