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【英語学科の学び】Eタンデム授業を行っています(Intercultural Communication II)
山田直子先生担当のIntercultural Communication IIを紹介します。
この授業では、前期のIntercultural Communication Iでの多文化共生や異文化間の交流などに関する理論的な学習を基に、海外の学生とペアになって言語や文化を教え合うという実践活動が行われます。このような母語が異なる学習者二人がペアになって互いに教え合う学習方法は、二人乗りの自転車になぞらえて「タンデム学習」と呼ばれていますが、山田先生の授業ではオンライン上で行い、“Each One Teach One (EOTO)”と名付けています。
11月9日は本格的なEOTOの第一回めで、受講生はそれぞれオンライン上でペアの相手に会い、挨拶を交わしたあとは、お互いの国の言語、料理などの文化、有名な観光地、人気のあるアクティビティ、音楽などさまざまなトピックでプレゼンテーションをしたり、意見交換をしたりしていました。この日のEOTOの相手はベトナム、フィンランド、インドネシアの若者でしたが、アメリカ、台湾などの人とペアを組む学生もいます。時差の都合でこの授業の時間にEOTOができない受講生は、自宅から別の時間に行うそうです。
このようなEOTOのセッションは後期に5回行われる予定です。それぞれのセッションのあとは、各自が振り返りを行って言語化したり、受講生同士で気づいたことをシェアしたり、関連する文献を読んだりします。このような学びを積み重ねて、文化的背景の異なる他者との人間関係を主体的に構築し、言語や文化の違いに配慮しながら行動できる異文化対応能力の向上を目指します。
*「多文化共生の学び」を担う山田直子先生についての過去の記事もご覧ください。