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2022年・仁川大学主催「韓国文化体験プログラム」参加・第1話

韓国の仁川大学主催の「韓国文化体験プログラム」に、アジア文化学科の二人の学生が招待されました(参加費及び宿泊費免除)。8月2週間のプログラムで、韓国語と韓国文化を学び、フィールドトリップにも参加しました。

【アジア文化学科4年 野崎世菜】

私は元々、2年次にこの仁川大学の韓国文化体験プログラムへの参加が確定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って中止となり、結局行けずに終わってしまった。しかし、4年生になっても、やはり大学入学前からの一番の目標であり、やりたかったことの一つである留学・研修、海外での生活体験が諦めきれず、今回この仁川大学の研修への参加希望を決意した。研修は8月8日から8月20日の約2週間の日程で行われた。プログラムには韓国語授業の他にソウルツアーやロッテワールド訪問、ハングル・カリグラフィ、料理体験等が組まれており、どれも韓国でしか体験できないことばかりで貴重な時間であった。どの活動も新鮮でここには書ききれない程沢山の思い出があるが、全てを書くことは難しいため、ここでは授業についてと特に楽しかったプログラムに絞って書いていこうと思う。

【韓国語の授業】

韓国語の授業は、渡航前に受けた事前テストで初級クラスと中級クラスの2つに分けて行われた。私がいた中級クラスは全て韓国語で行われ、既にTOPIK6級を取得している学生もいたりと思っていた以上にレベルの高いクラスであったが、自分よりも実力の高い学生たちと学習する環境はモチベーションを上げるいい刺激になった。授業形式は主に文法を中心に学び、練習問題、聞き取りという流れで会話はそこまで多くはなかったが、進むスピードが早いことに加えそれが全て韓国語で行われたこともあって、おかげでリスニング力は凄く鍛えられた。一日にいくつもの文法を学習するため、ついていくのに必死になることもあったが、分からない部分があっても先生は一人ひとりに寄り添って優しく教えて下さり、焦ることなく授業を受けることができたように思う。

【文化体験やレクリエーション】

特に印象に残っている文化体験は、仁寺洞での韓服体験だ。韓服体験では、上下自分の好きなデザインを選んで着るのだが、色や柄も様々で同じ韓服でもそれぞれ違った可愛さがあってどれにしようかと迷う程であった。韓国の伝統衣装である韓服を着ての街歩きは、韓国の文化を身をもって感じることができ、とても貴重な体験になった。ロッテワールド訪問も楽しかった思い出の一つである。ロッテワールドは絶叫系も多く、色んな乗り物に乗ることができた。乗り物によっては待ち時間が長かったのだが、バディが積極的に沢山話しかけてくれ、待ち時間でさえもとても楽しかった。その他にも、週末は自由時間だったため私は韓国にいる友人と船に乗って島に行ったり、東大門でショッピングしたりと充実した時間を過ごすことができた。                    

韓国で過ごした約2週間という時間は、何もかもが新鮮でとても忘れられない思い出となった。この研修は他大学の学生も参加していたため、初めは緊張や不安でお互いぎこちなかったが、最後には皆とお別れするのが寂しくなる程仲が深まっていた。また各グループに2人ずつバディがついていたが、グループに関係なくどのバディも常に日本人学生のことを考えて下さり、本当に多くの場面で助けてもらった。日本語も流暢で言葉の壁を感じることはなかったが、日本語が共通語になりがちであった。もっともっと自分が意識して韓国語を使う環境を強制的に作るべきだったなという点では少し後悔が残っている。研修は初めてのことばかりで正直大変なこともあったが、語学勉強だけでなく日本では体験することのできない貴重で充実した時間を過ごすことができた。何より、この研修を通じて様々な人達と出会えたこと、この出会いに感謝したい。自分自身にとって学び、成長できたこの経験を忘れず、今後自身のさらなる成長の一要素として役立てていきたい。