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2022年度特別授業「アジア学への招待」開催報告

中国駐福岡総領事・律桂軍氏を講師に迎え、2022年度特別授業「アジア学への招待」を開催しました!

 7月22日(金3限)、本学科の特別授業である2022年度「アジア学への招待」を実施しました。本学の学生や教職員を中心に約110名が参加しました。講師を務めてくださった中国駐福岡総領事・律桂軍氏は、「百年一度の変革と中国の発展――新たな時代の中日関係構築に向けて」と題する講演を行いました。

 講演では、まず貿易・投資・友好都市という3つの視点から、国交正常化以後、絶えず深化してきた中日関係の50年間の歴史を振り返りました。そのうえで、律総領事は、百年一度の世界変革と中国の発展を紹介し、中国のさらなる発展が中日協力に新たなチャンスを増やし、日本の発展にも多くのメリットをもらたすことを説明しました。最後に、新しい日中関係を構築するには、青年が重要な役割を果たすと指摘し、本学の学生の活躍に期待を寄せました。その後、学生たちから律総領事に日中交流史や両国の経済的相互依存関係に関する質問がありました。

 律総領事の講演を聞いた学生たちは、日中間の深い結びつきや、日中交流・協力の重要性に対する認識を深めただけでなく、中国の発展を多面的に理解することの重要性も認識できました。国交正常化50周年を迎える日本と中国は、大事な隣国として、今後いっそう交流と協力を深め、安定した二国関係を築き、アジアと世界の繁栄と発展により大きな貢献をしていくことを心から願っています。

 最後に、学生たちの感想文を以下に紹介します。

「中国の技術力や発展能力に日本のイノベーション力が加われば、さらに発展すると思う。経済大国と言われる国同士が協力し合えば、メリットとなることが増えるはずだ。日中だけでなく、協力関係を築くということが広がっていくことを願う」
「今回の講義を受け、私の中で中国に対する見方が変わった。これからの中国の発展と、それに伴う日本への影響が非常に興味深いと感じた」
「中国に対して、マイナスなイメージが多く流れているが、もっといろんな面からみて、中国について学ぼうと思った」
「今回の中日の協力関係という話はとても興味深かった。ニュースなどではこのような中日協力については学べないので、すごくためになった。今も昔も日中において協力は不可欠であることが分かった」
「(日中)友好都市は250組を超えていることにとても驚いた」
「大変貴重なお話を拝聴することができ、より学びを深めることができた。日中関係について今後も注目していきたいと思う」
「日中交流の一番大切なことは、お互いを知ることだということがよく理解できた」
「今日を機に中国と日本の経済関係や、歴史と文化をより深く勉強したいと改めて感じた」