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[認定絵本士課程] こわい絵本
子どもたちに読んであげる絵本は、ハッピーエンドのものばかりではありません。結末がこわい絵本ですぐに思い出すのは、せなけいこさんの『ねないこ だれだ』ですね。半世紀以上愛され続けている名作ですが、初めて読んだときには、そのこわ~い結末に驚きました。
でも、子どもたちはこの絵本が大好きです。何度も「読んで」とせがんできます。幼児がこわい絵本をくり返し読むのは、ハラハラドキドキする雰囲気そのものを楽しんでいると報告した研究もあります。でも、私はそれだけではないと思います。
きっと、その本を読んでくれるお家の方や先生が子どもたちを楽しませようと声色を変えて読んでくれる、その温かい雰囲気の中でドキドキするのが心地よいのではないかと思うのです。
今年の夏も厳しい暑さになりそうです。そんな夜は、こわい絵本を読んで涼しくなるのはどうでしょう。あ、そうそう、『きれいなはこ』もなかなかのこわさですよお~~。