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ようこそ、ペイトン先生!
4月に英語学科に着任されたStephen Paton先生にお話をうかがいました。インタビューは英語で行われたのですが、ここでは日本語にして紹介します。
―筑女に来られるまでのことを教えていただけませんか。
オーストラリアのシドニー出身で、最初はそこで世界各地からの留学生に英語を教えていました。いろいろな国の人に教えるのはおもしろかったですよ。そのうち日本で働いたことがある同僚から話を聞き、新しい環境に飛び込もうと思ったのです。日本に来て、英会話学校やいろいろな大学で教え、筑女の前には福岡大学に7年いました。そして2022年度から筑女の教員になりました。
―筑女での授業はいかがですか。
やりがいがあり、楽しんでいます。女子大ですが、これまでの共学の大学と特に違いは感じませんね。でもシャイでなかなか口を開かない人もいます。間違いを恐れず、コミュニケーションを取ることを楽しんでほしいですね。
―先生の研究室のドアに、デジタルアートが貼ってありますね。デジタル機器にお強いようですが。
iPadで描いた絵ですね。たくさんありますよ!私の研究室兼ギャラリーにぜひ見にきてください。テクノロジーを使って創造的な活動をすることにとても興味があります。デジタル教材を作ったり、動画を編集したり、プレゼンテーション資料を工夫したり…。福岡大学ではマルチメディアを活用して創造活動をする「福岡大学Mac and iOS Creative 同好会」を立ち上げ、学生を指導していました。Apple Distinguished Educator(アップル社の機器を使って優れた授業を行う教育者)の一人でもあります。筑女の卒業ゼミナールでも、「21世紀型プレゼンテーションスキル」をテーマに、ゼミ生のプレゼンテーションスキルの向上を目指しています。
―先生は日本語もかなりお上手ですね。どこかに習いに行ったりされましたか。
本格的に勉強したのはここ数年ですが、デジタル機器をフルに活用した独学です。さまざまな情報を集めたり、ネット上の教材を活用したり。いちばん役に立ったのは、自作した文法のスプレッドシートです。たとえば、動詞の活用の一覧を自分でまとめると、規則がわかって短時間で効率的で覚えることができました。
―(自作の教材や動画を見せていただきながら)この動画はお子さんたちですか?普通のお出かけの様子ではなくて、アーティスティックな動画ですね!
妻と結婚して11年になります。3人の子どもを育てています。コロナで子どもたちと祖父母が会えないので、こうやって面白い動画を作って送ったりしています。子どもたちは日本の学校に通っていますが、家庭では英語を使うので、バイリンガルに育っています。
―まさに先生にはDigital Creativity(デジタルな創造性)ということばがぴったりですね。私たちも先生から刺激をもらって、もっとマルチメディアの活用や授業への応用に力を入れていきたいと思います。これからどうぞよろしくお願いいたします。
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