英語学科２年生の選択科目「アメリカ文学史」を紹介します。

この授業は、様々な民族や歴史に基づく文化の一部として生まれた「アメリカ」文学を、それを形成していった思想、政治、社会背景をふまえて幅広く考察することを目的としています。

第４回の5月10日のテーマは、1830年代後半からの「超越主義とアメリカン・ルネサンス」。独立を経て約半世紀という時代を背景に、民主主義的な基盤が構築されてゆきます。担当の大城房美先生は、「自然」を通して、日常や肉体を「超越」し、自分の中にある真理を直感で掴もうという考え方を、豊富な資料とともに解説していました。

大城先生は、文学だけでなく、ジェンダーやマンガなど、幅広い知識と専門性を備えた先生です。そんな先生から学ぶのも、文学部ならではの知の楽しみではないでしょうか。