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アジア便り

特別授業『東アジアと東南アジアの青銅楽器』@インドネシア国立芸術大学ヨグヤカルタ校

 春休み。学生にとってはのんびりと充電を楽しむ時期かもしれませんが、先生方は研究・調査、講演会、次年度の授業準備等々で大忙しです。先日、インドネシア滞在中のアジア文化学科准教授 田村史子先生より、現地報告をいただきました。以下にお知らせします。

 「インドネシアは豊かな芸能の国として知られています。その芸能を守り伝え、発展させていくために、ISI (Institut Seni Indonesiaの頭文字)と呼ばれる国立の芸術大学が4校、その下にISBI (Institut Seni Budaya Indonesiaの頭文字) と呼ばれる国立芸術文化大学が5校あります。それらの大学の中心となっているのがジャワ島にあるインドネシア国立芸術大学ヨグヤカルタ校です。

 その大学の『表現芸術学部』の「伝統音楽学科」と「民族音楽学科」で、全学生と先生たちのための特別授業をインドネシア語で行いました。タイトルは『東アジアと東南アジアの青銅楽器』です。青銅楽器を広く概観し、どのような機会に演奏されるのか、楽器はどのようにして作られ流通しているのか、などを、多くの映像記録を用いて講義しました。大変熱心に聞いてくださって、多くの質問を受けました。また、貴重な情報を交換することができました。筑女での私の授業の中でも、この経験を生かしていきたいと思います。」