子どもの貧困対策を実践する現場から学ぶ

社会福祉コースでは毎年、夏休みに大阪研修を行っています。
今年は、8月28日から1泊2日で、社会福祉コース1年生11名および引率教員2名が参加しました。

1日目は、民間施設の児童福祉施設「特定非営利活動法人 こどもの里」を訪問し、さまざまな困難を抱えた子どもたちの駆け込み寺として約40年間にわたり運営に携わっている代表の荘保共子さんから貴重なお話をお聞きし、自立援助ホームや緊急一時宿泊所の見学をさせていただきました。

社会福祉コース1年生は、子どもの貧困を生みだす社会構造を理解し、「子どもの最善の利益を守るソーシャルワーカーとは?」を考える学びの機会になりました。

研修の2日目、西成労働福祉センターを視察しました。

当日は総務課係長・長谷川様から西成労働福祉センターの沿革についてご説明いただき、その後、西成のまちを案内していただきました。

学生たちは、戦後高度経済成長から現在まで、第二次産業を支えている労働者の労働環境の実態とその対応について学ぶことができ、改めて「労働福祉」の現代的な意味について考える機会になりました。