ダムに沈む地から動物たちを筏で救出

福岡県那珂川町に建設されている五ケ山ダムで、水没する山から動物を救う「五ケ山ノアの箱舟プロジェクト」を実施しました。

本体が完成している五ケ山ダムでは、現在、水を最大限まで貯める試験湛水を行っています。これによって、ダムの中の小山が、ほとんど水没することになります。

この小山に住んでいる動物達は徐々に追い詰められ、逃げそこなったものは泳いで対岸まで渡るしかありませんこのため、ウサギ、アナグマ、ネズミなどが孤立した島から逃げれるように筏を組むことを、五ケ山ダム環境配慮アドバイザーである佐々木教授が提案して実施することになりました。

五ケ山ダム建設事務所、環境調査会社、新聞社の方々と一緒に、現代社会学部 環境共生社会コースの学生8名と佐々木教授、上村准教授が作業を行い、なんとか筏4枚を作り上げました。動物が乗り込みやすいようにデコレーションにも凝りました。

来月、水位が上がって山が孤立し始める時に最後の修正をして設置する予定です。