盲養護老人ホームを見学し現場の声を聞く

9月27日(水)に盲養護老人ホーム見学に行ってきました。
夏休みに社会福祉士になるための実習を終えたばかりの社会福祉コース3年生15名及び教職員5名で参加しました。

全盲もしくは弱視の高齢者が入所している盲養護老人ホームは、全国的にも数少ない施設となっております。
厚生労働省の2006年の調査によると、視覚障がい者のうち60歳以上が7割を超えており、視覚障害をかかえる高齢者の住まいの場を確保することは大きな課題となっています。

視覚障害をかかえる高齢者の住まいの場として、施設内のあらゆる場所への手すりの設置などハード面の整備だけでなく、入所者は室内歩行中に「通ります」などの声を出すことや施設職員による見守りなどのソフト面での配慮内容について学ぶことができました。

最後に、アイマスクをつけてデザートを食べてみることにチャレンジ。デザートが出る前からアイマスクをつけて、ドキドキしながら待っていました。
デザートと紅茶が用意され、みんなで食べてみると、キレイに食べられる人と、すぐにケーキを倒してしまった人など、様々でした。短い時間でしたが、当事者の立場を理解できる良いプログラムとなりました。