
私たちの現在の物質的に豊かで便利な生活は「近代化」の大きな恩恵をうけています。それによって人間の苦しみが軽減され、幸福の増進がもたらされました。
しかし今、人間の欲望の際限のない追求を許してきたこの近代化は、その限界があらわになっています。このような問題を解決し、持続可能な世界を実現する上で、人間だけを特別視する人間中心主義や、その人間がもっている根本的な自己中心性は克服されなければならないことを説く仏教の価値観や生き方は、今こそ大きな力を発揮することができます。
私たちは、学生一人ひとりが人間と社会を深く見つめ、自ら考え、判断し、行動する力量を身につけるとともに、社会の一員として常に他者を気遣うことのできる心豊かな主体的人間として成長していくことを全力で支援することを使命と考えています。
学長 若原 道昭